2TBの使い道

Western Digital から2TBのハードディスクの販売がアメリカで始まりました。このことを知人に話したら、こんな大容量なハードディスクを何に使うのかと聞かれたので、書きたいと思います。

私は500GBx2のRAID1と500GBx1の合計1TBを用途ごとにパーティションを切って使っています。パーティションを切るのは頻繁に書き換えるファイルとほとんど書き換えないファイルが混在しているとデータが断片化してしまうためです。主に以下に利用しています。

  • テレビ番組の録画
  • ミュージックライブラリ
  • デジカメ写真の保存
  • フリーソフトの保存
  • CD/DVDのISOファイル化
  • 仮想マシンのストック
  • システムのバックアップ

特に便利なのが、CD/DVDのISOファイル化です。自分で購入したソフトをISOファイル化してまとめておくとCDと同じようにマウントしてインストールすることができます。私は頻繁にOSを入れ直すので、重宝しています。

やはり、一般の方にも考えて頂きたいのはバックアップです。Microsoft も PCメーカーも積極的に説明していないので、実際にバックアップしている人は少ないですが、パソコンは必ず壊れます。データを保存する箱(wikipedia:ハードディスク)は金属製の円盤が毎分4800〜10000回転していて、データを読み取るヘッドはディスク上を風圧でわずかに(およそタバコの煙の粒子ほど)浮いているので、強い衝撃を与えると接触して壊れてしまいます。他の部品に比べて寿命が短いので、必ずバックアップすることをお勧めします。方法としては写真などのデータを本体と外付けハードディスクの両方に保存する、または、Acronis True Image などのバックアップソフトを利用するなどがあります。

私は過去に突然ハードディスクが故障したことがありましたが、必要なファイルをバックアップしていたので、若干の消失で助かりました。故障するまでは面倒だと思っていましたが、故障してみてバックアップの重要さが身にしみました。

最近は一般の方もデジカメの写真や音楽の取り込み、文書の作成など、日々重要度の高いデータがパソコンに蓄積されていくので、消失した時の悲しさは計り知れません。皆さんも、もしもに備えてバックアップをしましよう。